慶應義塾大学理工学メディアセンター 松下記念理工学図書館

図書館紹介

理工学メディアセンター概要

未来へつなぐ科学技術創発の拠点

理工学メディアセンター(松下記念図書館)は、松下電器産業(現パナソニック株式会社)の創始者である松下幸之助氏の篤志により1972年に建設されました。理工学分野の専門図書館として国内有数の規模を誇り、学外の研究者にも広く公開しています。電子ジャーナルや電子ブック、データベース、学位論文などの電子資料の提供やさまざまな非来館型のサービスの充実により、理工学分野の研究を支援しています。また、夜間や日曜日にも利用が可能な自習室、広めの個人ブース、部屋の壁全体がホワイトボードのグループ学習室、最新のコンピュータ環境など学習スペースの整備にも力を入れています。さらに、各種セミナーや大学院生スタッフによる学習サポートなど教育・研究を支援するサービスが年間を通して提供されています。

所長挨拶 笹瀬巌(情報工学科教授)

笹瀬巌(情報工学科教授) 笹瀬巌(情報工学科教授)  理工学メディアセンター所長の笹瀬巌です。
メディアセンター職員および学生スタッフと共に、皆さんが理工学メディアセンターを快適にご利用いただけるよう、いろいろと改善に取り組んでいます。

理工学メディアセンターは、皆様の多様なニーズに応えるよう、専門書・文献の拡充、閲覧・検索機能の改善、1 人で集中して勉強できるエリア、グループでディスカッションができる学習室、イベントエリア、マルチエリアの整備など、環境改善へのたゆまない努力を行ってきました。

私は、理工学メディアセンターが、知的好奇心を高める場としてより一層機能し、皆さんがキャンパスライフをさらに満喫できるよう、企画等を充実させたいと思います。また、教職員と学生の皆さんが、気軽に語り合うコミュニケーションの場を、これまで以上に提供できるよう努めたいと思います。皆さんが、情報交換や交流の貴重な場として、理工学メディアセンターをより好きになっていただけることを、大いに期待しています。

沿革

理工学部の前進である工学部の祖、藤原工業大学は、1939(昭和14)年、現在の日吉キャンパスの日吉図書館や第4校舎が建てられている場所に開設されました。その校舎の一部におかれた、徳川武定子爵旧蔵の「戸定文庫」を中心とした資料室が理工学メディアセンターの始まりとなった「工学部図書室」です。1945年4月の空襲により、校舎もろとも図書室は灰塵に帰したため、学生はしばらくの間、藤山愛一郎氏より寄付された芝白金の「藤山工業図書館」を使っていたと言われています。

1949年3月、小金井の校舎移転が確定すると図書室の設置が計画され、1952年4月30日、鉄筋
コンクリート2階建ての書庫と木造モルタル造りの閲覧室からなる「工学部図書室」が機械工学科教授室と同居する形で開設されました。1958年4月には、慶應義塾図書館規定の中央図書館制度の下に、「図書館小金井分室」と称していましたが、1965年10月25日、分室から「慶應義塾工学部図書館」に昇格し、初代館長には高橋吉之助が就任しました。この頃から専門の図書館員が配置され、教室の資料室的な機能しか持たなかった保存中心の図書室から、開架式で相互貸借を行う、サービス志向型の図書館へと変わっていきました。

工学部図書館にとって大きな転機となったのは、小金井キャンパスから矢上台(横浜市・現在の矢上キャンパス)へ工学部が移転したことです。1971年9月に松下電器産業(現 パナソニック株式会社)の創業者である松下幸之助氏からの寄附により、現在の本館(15棟)にあたる煉瓦色の建物が建設され、10月4日から図書館業務を開始しました。その建物は、鉄筋3階建、延2,300㎡で、「松下記念図書館」と命名されました。閲覧席は270席、図書収蔵力は建設当初88,000冊であり、学部の図書館として当時国内屈指の規模でした。特にロシア語の雑誌は国立国会図書館と双璧を成していました。

学内の図書館・研究室の蔵書を統合管理するために、1970年に慶應義塾に「研究・教育情報センター」が発足し、1972年に組織名を「理工学情報センター」としました。さらに1993(平成5)年、義塾のメディアセンター構想によって、「研究・教育情報センター」と「大学計算機センター」を統合し「メディアネット」に改組、それに伴い「理工学メディアセンター」と名称を改めました。

1989年に厚生棟地階に書庫(403㎡)を増設、2000年には、新築された「創想館」の1階(527㎡)と地下1階(290㎡)にエリアを拡張しました。現在では、大学の教育・研究の変化に柔軟に対応できるように、電子化を推進する一方、学習スタイルの多様化に合わせた空間を設けてサービスを展開しています。

 理工学メディアセンターの歴史については、理工学メディアセンターニュース(No.158 - No.170)でもご紹介しています。

理工学部の歴史を知るには

  • デジタル画像で理工学部の歴史をご覧いただける、Web版「写真で辿る理工学部の歴史」を公開しています。
  • 『慶應義塾大学理工学部75年史』(請求記号 377@K6@1-2014)など理工学部の年史は、本館1階慶應関連図書コーナーに配架されています。

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